家庭用エアコン1台で
家じゅうを快適な温度に保てる住宅性能
床下エアコン暖房・小屋裏エアコン冷房を設置し、維持などのトータルコストを抑え、
高価な設備を使用しなくても快適な住まいを手にすることができる。
むとう工務店は、この技術を「松尾式設計」の松尾先生からご指導いただだきました。
「エアコン苦手…」の本当の原因
「エアコンは電気代が高い…」「冷房は寒い…」「暖房は温まりにくい…」そんなイメージをお持ちの方は多いのではないでしょうか。
しかし!それらの原因は実はエアコンではないんです。元凶は”住宅の低すぎる断熱性”です。断熱性が低いと、家の中と外の熱の出入りが多くいつまで経っても室内が快適な温度になりません。結果、冷房がずっとフル回転して寒く感じたり、暖房が効きにくい、と感じたりします。当然電気代も上がります。
逆に、家の断熱性能をしっかりと確保し、正しく機能させることができれば、実はエアコンは他の器具に比べ最もエネルギー効率の高い空調機器なのです。
さらに言うと、1つの機械で冷房も暖房も除湿もできる優れものなので、導入費の点でもコストパフォーマンスが良いと言えます。
むやみな断熱対策はしません
次の図は、住宅の屋内外の熱の出入りを示しています。主に、窓、壁、天井、床、換気の5箇所から熱が逃げます。
それらの対策として、窓であればトリプルガラスを採用したり、換気部分には熱交換換気システムを使用、壁や床、天井には性能の高い断熱材を施す、といった方法があります。
ただここでお伝えしたいのは、むとう工務店ではそれらの対策を全部盛り込んだ立派な家が建てられます、ということではありません。もちろん全部盛り込んで建築することも可能ですが、そうするとコストが上がってしまいます。
大切なのは、お施主様のご予算に合わせてどの部分をどれだけ対策するのが最もコストパフォーマンスが良いか、しっかりと検討することです。そのためにむとう工務店では、熱の逃げる割合を部分ごとに把握し、数値をシミュレーションしながら予算内で最大限効果を発揮できるように断熱対策をご提案しています。
松尾式小屋裏エアコン・床下エアコン
「夏涼しく冬暖かい耐震等級3の省エネ住宅をどこよりも経済的に実現する」 むとう工務店の理念です。この理念を実現する方法として、むとう工務店は、「松尾式設計」の松尾先生から技術をご指導いただだきました。この空調方式では、床下エアコン暖房・小屋裏エアコン冷房を設置し 維持などのトータルコストを抑え、高価な設備を使用しなくても 快適な住まいを手にすることができます。
エアコン1台で暖かさ、涼しさを保つことができる手法ですが、実際には冷房用と暖房用を分けて、2台設置します。小屋裏に冷房用、床下に暖房用を設置することで、冷たい空気は上から下へ、温かい空気は下から上へ移動する自然の摂理を利用します。これにより、ダクトや送風機といった空気を循環させるための装置を最小限に抑えることができます。
また、どうしても寒い日や暑い日、万が一エアコンが故障してしまった時の補助としても、2台あるほうが安心です。
エアコンはつけっぱなしが得か。
こまめに切るのが得か。
最近SNSなどで、一般の方がエアコンの電気代を検証する動画を見かけることがあります。外出時や就寝時も含め一日中つけっぱなしにしたほうが電気代が得になる、というのは本当かウソか、といった内容です。
それを検証しようという試みはとても面白いと思いますし、実際にたくさんの方の興味を引いているようですが、住宅のプロの立場から言わせてもらうとそれらの検証はほとんど意味がありません。
先述のとおり、空調の効率(電気代)は一にも二にも住宅の性能次第です。外皮(屋根や外壁、窓など)の断熱性能、空気が循環するための上下左右の空間や間取り、さらには立地条件など、さまざまな要因によって空調の効率は違ってきます。
「つけっぱなしにしたほうが得だった」という人と「損だった」という人がいて、結局「どっち!?」となるのはそういった理由からです。
ちなみに結論を言うと、高性能な住宅では「つけっぱなし」がお得になります。
代表武藤の一言!
エアコン1台で全館空調するには設計技術や機器の選定知識、運転方法の検討が必須です。
仕組みが簡潔なので、松尾式を真似して施工しようとする会社もありますが、むしろ仕組みが簡潔だからこそ、正しい知識がないと全館空調は機能しません。
むとう工務店は定期的に松尾先生の研修に参加し、
正式な門下生として出版物などで紹介されています。
- 建築知識ビルダーズ「No.48 松尾式住宅設計術」に優良工務店として掲載されました
- 松尾設計室『全国技術指導終了済 工務店リスト』に掲載されました